1 9月で政府のガソリンなどの補助金が終了
2 運送業には大ダメージ
3 軽油ガソリンの驚きの税金
4 この先どうなるのか
1 9月で政府のガソリンなどの補助金が終了 コロナ禍における原油価格物価高騰等総合緊急対策として 政府は国民の為に補助金(上限35円)を出して 国民の負担を軽減してきましたが 令和5年6月から段階的に下げてきた政府からの補助金が9月末で無くなります
メディアの報道によるとガソリン価格は200円/L 前後になるのではないか
と言われています
当然ながら軽油も180円/L 前後まで上昇するのもまちがいないでしょう
2 運送業には大ダメージ
平成15年ころまでは 80円/L 前後で推移していた軽油価格も
16年以降徐々に上がり始め17年には 100円/L の大台を突破
20年には 150円/L まで上昇するも
その後は 110円~140円/L 位で推移
令和5年8月現在150円/L 前後
大型トラックの燃費 3~4㎞/L
20トントレーラー燃費 2.5㎞/L
積荷や高速道路 一般道路によって燃費は違ってきますが
この時期にこの価格は会社にとっては痛いですね
3 軽油ガソリンの驚きの税金
軽油価格には1Lあたり 軽油取引税32.1円 石油税2.8円 合計34.9円
ガソリンには1Lあたりガソリン税53.8円 石油税2.8円 合計56.6円
そしてガソリン税に消費税がかかるという二重課税になってます
これに関しては以前から二重課税はおかしい と声が上がっていますが
のらりくらりと国は かわしています
トリガー条項を発動してガソリン税を抑えるべきだ
『トリガー条項とは租税特別措置法でガソリンの平均小売価格が
3か月連続で160円/L を超えた場合措置法88条の適用を止めて
揮発油税と地方揮発油税が定める税率に戻す』
トリガー条項条項が発動されるとガソリン税は
1㍑ 53.8円から 元の28.7円に戻ります
国は一度下げた税率を上げるには猛反発があるので
なかなか前向きな姿勢はとりません
なので今回も補助金を交付という紛らわしい策を
とるのだと思います
4 この先どうなるのか
9月末で補助金が終了となり 1㍑あたり200円も見えてきましたが
公共交通機関が整備されたた都市部に比べて地方は
車がないと スーパーに買い物に行ったり 病院
銀行 役所などの公的機関に行くにも車は大切な必要不可欠な足です
都市部でもガソリン 軽油の価格が上がれば
公共交通機関の運賃改定もあるでしょう
様々な物 サービスの値上げによって国民の生活が苦しくなるが
収入も増えてくれれば問題ないと思います。
8月23日 突如 政府が補助金の延長を検討 9月には実行すると
発表がありました
私たちにとって少し明るいニュースです